Reviews
「物語の読解、演出の解体、世界観の抽象化」
この物語の
を、あなたと感じたい─-
「夜のクラゲは泳げない」─青春は痛くて、輝いていて─ 感想と考察
第1話「夜のクラゲ」 本音を言って否定されることを怖がる。そんな私が光月まひるで、量産型女子を生きる将来はつまらない大人になるもんだと思ってた。でも、そうはなりたくない。そんな何者かになりたい私、それが光月ヨルとして映し出されていた。 だけど、幼い頃にイラストを描いていたヨルは、せっかく壁画に選ばれ…
©JELEE/「夜のクラゲは泳げない」製作委員会「ストレンヂア 無皇刃譚」─自由こそ、男の生き様─ 感想と考察
流れ者《Stranger》 この物語の核になるのは、「自由」と「縛り」なんだと思う。特に印象的だったのは、仔太郎と温泉に浸かる際に語った名無しの「士官の頃より、今は自由」という言葉。 そもそも赤髪だったり難破船から拾われたりと、外の国にその出自が伺い知れる名無しは、どこにも固定化された居場所がないと…
©BONES/ストレンヂア製作委員会2007関西のおすすめ映画館・スクリーン・座席 IMAX,DOLBY CINEMAなど
筆者が2020年秋から2024年春まで大阪在住だった間に訪れた大阪・京都・兵庫の映画観情報を書き残すための記事。特に各映画館の各シアターのどこの座席が見やすいかということについて。 注意事項 座席配置がフラット・傾斜が緩やか/強いという備考が頻出するが、これは傾斜がフラット・緩やかであると前列に人が…
「16bitセンセーション」 ─コノハの本当の夢─ 感想と考察 8~10話
第8話「エコー」 「午後の天使たち」を開封して、1985年にタイムリープしてきた守。そこは、エコー1とエコー2のいるエコーソフトというゲーム会社だった。 そして、そこでなんだかんだと美少女ゲーム制作のアルバイトをすることになった守だけど、ある日彼はエコー1から「想像力とは何か?」と問われる。もちろん…
©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT「ウマ娘 3期」─キタサンブラックはみんなの夢になる─ 感想と考察 10~13話
第10話「お祭り」 夢のくびき トレセン学園地域合同イベントの実行委員長にお祭りウマ娘として任じられたキタサンブラックは、このお祭りの中に広がるみんなの元気な笑顔、そしてダイヤちゃんやドゥラメンテの凱旋門賞挑戦の言葉を受けて、自身も世界の舞台で勝って、みんなを笑顔にしたい!と意気込むようになっていた…
©2023 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」製作委員会「星屑テレパス」─この想いは、宙へと続く─ 感想と考察 7~12話
第7話「大胆リーダーシップ」 みんなと歩むリーダー 今度は部長会に挑むことになった海果だけれど、回りをリーダーたちに囲まれる中で、また自信なさげに陥ってしまっていた…。そんな中、「秋月さんなら焦ったりしないのに…」という彼女の心の呟きは、それでもやっぱり自分もリーダーになりたい!という健気な思いを汲…
©大熊らすこ・芳文社/星屑テレパス製作委員会「ウマ娘 3期」─交わり合う、キタサトの夢─ 8~9話 感想と考察
第8話「ずっとあったもの」 夢への歩みが立ち止まってしまった時 有マ記念でダイヤちゃんに敗れたキタちゃんは、再び挫折に陥っていた。そして、今回の挫折は走りの実力以上に、堂々と出で立っていた精神面でダイヤちゃんに完敗したと打ちひしがれるもので、想像以上に根が深いものだった。 そして、年が明けての初詣。…
©2023 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」製作委員会「アークナイツ 2期 冬隠帰路」─正義と正義の殺し合い、貫くのは絶対的な正義─ 感想と考察 14~16話
第14話「征兆 Blooming」 グレースロートが問うロドスの正義 ファウストの死に寄せられるレユニオンたちの弔いに、グレースロートが思うのは「ロドスは何のために戦っているの?」という疑問。「感染者のために戦っているはずなのに、戦っているのも死んでいくのも感染者ばかり」という彼女の言葉は決して的外…
©2017 HYPERGRYPH「青ブタ ランドセルガール」─子どものケジメ、大人になる意味─ 感想と考察
この物語は、咲太が幸せを作る決意の象徴であり、そのための思春期から大人になる一幕なんだと思う。 親子の空白と兄妹の独り立ち 思春期症候群に包まれた不思議な一年も一区切りが付く時が訪れていた。だけど、そんな咲太の前に現れたのは、小学生姿の麻衣さん。それは新たな思春期症候群の予兆を知らせるようでもあり、…
©2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project「Just Because!」─青春を終わらせない、再会の恋物語─ 感想と考察 10~12話
この物語は、最高の青春の終わりと再開、もとい再会。 『Just Because』 だからといって青春は終わらない。再開して再会し続ける、そんな物語。 第10話「Childhood’s end」 バレンタインデイ・ビターエンド 今日はバレンタインの2月14日、誰しも想いを伝えられずにはいら…