セカイ系
私を魅了するの物語、もっと知りたい─
-
「魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天」─悪魔・ほむらの謳う人間讃歌─ 感想と考察(ネタバレ有り)
この物語の意義 『ワルプルギスの廻天』という物語の意味は、『叛逆の物語』で暁美ほむらによって利己的に達成された円環の理からの鹿目まどかの人格の奪回の再評価。つまり「ほむらの選択は間違ってなかったんだよ」と認めてあげたところにあると思う。そして、その答えの説得力をいかに確かなものにしてあげるためのこの…
©Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project
「結城友奈は勇者である 3期」─勇者の痛みと涙が意味すること─ 感想と考察 1~8話
第1話「青春の喜び」 勇者たちの戦いは終わりを告げて、勇者部はその反動のように失っていた青春を取り戻す日々を送っていた。バンドやキャンプにサバゲーと、フツーの女子中学生の日常は笑顔の絶えない柔らかな時の流れの中にあった。それに、今やバーテックスとの戦いで失った友のことも良くも悪くも癒えない古傷として…
©2021 Project 2H
「結城友奈は勇者である 3期」─人間の勇者たちは、僕らも勇者にする─ 感想と考察 9~12話
第9話「真の友情」 新たに大赦から課せられたお役目は、結城友奈の「神婚」だった。「祟り」だけに終わらない友奈に背負わされた運命に、夏凛はどうしようもなくて心が折れそうになっていた。 そんなかつてのライバルを見かね、楠芽吹は「勇者なら堂々としていなさいよ!」と怒りを露わにする。しかし、夏凛は夏凛で「勇…
©2021 Project 2H
「涼宮ハルヒの消失」─長門とキョンが示した愉快な日常セカイ─ 感想と考察
長門とキョンが教えてくれたのは、何の変哲もないこの日常こそが、一瞬一瞬を噛みしめなければいけない非日常なんだということだったように思う。 非日常な日常は日常だけど非日常 クリスマスを目前としたキョンの日常は、今日も非日常だった。ハルヒがクリスマスパーティーをSOS団部室で行う!と宣言して、団員たちは…
©2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団
「グリッドマン ユニバース」─重なる世界が見せた真実とメタフィクション─ 感想と考察
この物語はすべての妄想への賛歌なんだと思う。 子どもっぽくて、夢想的で、ロマンチックで、非現実的なメタフィクション。 GRIDMANで人と繋がることを知り、DYNAZENONで自分を貫くことを知った僕たち人間は、今度は夢見ることを知る。 「グリッドマン物語」 それは霧のように消えてしまったあの2か月…
©円谷プロ ©2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会
「SSSS.DYNAZENON」─不完全な僕たちの生き方ってなに?─ 感想と考察
どこか猜疑心に満ちた物語だったように思う。夢芽の姉に対する憶測、怪獣優生思想の一味との関わり、そしてこの物語の行く末というものの見えなさ。 自分の内側を裸にする でも、そういう疑いをはっきりと口にすることが、もやもやとした霧を払う答えだということを彼らは提示した。そうやって本音を出し合うことで一つに…