映画・劇場版
人生で大切なことは、いつも
が教えてくれた─-
都内・千葉・神奈川のおすすめ映画館・スクリーン・座席 IMAX,DOLBY CINEMAなど
※随時更新中 【東京】 丸の内ピカデリー DOLBY CINEMA H,Iくらいじゃないと高さがきつい スクリーンの下端が1.5mくらい上についていて、F,Gで下端と平行なくらい 前との頭の被りを考えるとF以降が良い、その前は最悪 新宿ピカデリー シアター1 適正I-18 シアター2 適正E>D 新…
「ルックバック」─描き続ける運命が振り返る─ 感想と考察
京本 藤野の漫画に憧れて、藤野のおかげで部屋の外に出ることができて、世界が広がった。藤野を先生と仰いで、アシスタントを務め、彼女の力になるために美大で絵を極めようと道を進めた。 そういう意味で、最初は不登校の暇つぶしで書き始めた漫画に意味付けをしてくれたのが京本にとっての藤野だった。 藤野 一方で藤…
© 2024「ルックバック」製作委員会「心が叫びたがってるんだ。」─交わした言葉は、私を新たな世界へ連れて行く─ 感想と考察
口を閉ざした、心を閉ざした少女 お喋りな女の子・成瀬順はある日、父親が知らない女とラブホテルから出てくる光景をそうとは知らずに母親に喋ってしまう。そこから始まるのは、当然家族の崩壊。 そして、順は母親からも父親からも「もう喋るな」「お前のせいだ」と言われる。それはお口にチャックで、お喋りを封印されて…
©KOKOSAKE PROJECT「トラペジウム」─悪夢を美化し、エゴを肯定する─ 感想と考察
本気でずる賢い 私も輝くアイドルになりたいと夢を抱く東ゆうは「夢で終わらせたくないから、現実にする」と宣言するように、夢に対して抜かりがない。それはつまり、野心的で現実的で計算高いということ。だからこそ彼女は夢を逆算して、まずはアイドルを目指すための仲間を、私を輝かせてくれるメンバーを集めていた。 …
©2024「トラペジウム」製作委員会「ストレンヂア 無皇刃譚」─自由こそ、男の生き様─ 感想と考察
流れ者《Stranger》 この物語の核になるのは、「自由」と「縛り」なんだと思う。特に印象的だったのは、仔太郎と温泉に浸かる際に語った名無しの「士官の頃より、今は自由」という言葉。 そもそも赤髪だったり難破船から拾われたりと、外の国にその出自が伺い知れる名無しは、どこにも固定化された居場所がないと…
©BONES/ストレンヂア製作委員会2007関西のおすすめ映画館・スクリーン・座席 IMAX,DOLBY CINEMAなど
筆者が2020年秋から2024年春まで大阪在住だった間に訪れた大阪・京都・兵庫の映画観情報を書き残すための記事。特に各映画館の各シアターのどこの座席が見やすいかということについて。 注意事項 座席配置がフラット・傾斜が緩やか/強いという備考が頻出するが、これは傾斜がフラット・緩やかであると前列に人が…
「青ブタ ランドセルガール」─子どものケジメ、大人になる意味─ 感想と考察
この物語は、咲太が幸せを作る決意の象徴であり、そのための思春期から大人になる一幕なんだと思う。 親子の空白と兄妹の独り立ち 思春期症候群に包まれた不思議な一年も一区切りが付く時が訪れていた。だけど、そんな咲太の前に現れたのは、小学生姿の麻衣さん。それは新たな思春期症候群の予兆を知らせるようでもあり、…
©2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project「駒田蒸留所へようこそ」─琉生さんからの2つのメッセージ─ 感想と考察
今を寝かせて、過去を未来へと届ける この蒸留所を描いた物語の中において、ウイスキー作りが示すメッセージというのは、「過去から未来へと、思いを繋いでいくこと」なんだと思う。 それは、冒頭でニュースバリューの光太郎に向けて、琉生が「少なくとも3年寝かさなければいけないんです。だから、今作っているのは未来…
©2023 KOMA復活を願う会「ガルパン最終章 4話」─ミカvs澤梓、カリスマじゃない健気なリーダー像─ 感想と考察
次期リーダー・澤梓 いきなりエースのあんこうチームが撃破されてしまった大洗。だけど、みほを失っても大洗が崩れなかったのは、追い詰められてからの起死回生を狙う「あんこう割れ鍋作戦」を離脱した会長から引き継ぎ、さらにスナイパーのKV1追跡戦のために隊を二つに分ける英断を決めた澤ちゃんがいたからだった。 …
©GIRLS und PANZER Finale Projekt「花咲くいろは HOME SWEET HOME」─夢を叶えること、大人になること─ 感想と考察
ママの「輝きたかった」頃 喜翆荘での時は少し遡って、夏のこと。緒花は豆じいの昔の業務日誌の中に、母・皐月のことを見つける。それは皐月もまた「私、輝きたいの!」と言っていたという、緒花の知らない母の姿だった。 当時の皐月は高校3年生という、まさにこれからどんな大人になっていくのかという、人生の中でも一…