映画・劇場版
人生で大切なことは、いつも
が教えてくれた─-
2021年見た映画の記録と評価とか
2021年は映画をいっぱい見ました。せっかくなので色々記録を残しておきたくなった。 統計 合計:89回(66作品) 新旧:新作46回(29作品)1;再上映43回(37作品)2 ジャンル:アニメ 70回(48作品);実写 14回(同);特撮 5回(4作品) 行った劇場 23回 塚口サンサン劇場 11回…
「マクロスΔ激情のワルキューレ」─本編を越えた"激情版"総集編─ 感想と考察
魂込めて歌う激情 歌を歌いたい、歌うことが生きる意味。 存在証明的なこの激情を絶唱して、立ちはだかる壁にぶつけていくワルキューレの姿が単純だけど熱くて胸に響いた。 そして、メッサーが命がけでワルキューレを守る姿やワルキューレたちが歌で届けてくれる魂や覚悟は、言葉にならないそのままの想いが伝わってきて…
「リズと青い鳥」─二人の関係を支えるモノの正体─ 感想と考察
「みぞれのオーボエが好き」 二人の想いが通じ合った瞬間に頬を伝った熱い一滴より澄んだものを私は知らない。 累計4回目の鑑賞にしてようやくこの物語が何なのか分かったような気がした。 「ただあなたが隣にいてくれることがどれだけ私にとって大切なのかということ。」 「何もなかった私にあなたが何もかもをくれた…
「イヴの時間」─信じれば、無機質な身体に宿る愛も本物になる─ 感想と考察
人間とアンドロイド。 存在の境界を越えて思いの通じ合う場所で、切なさと冷たさの裏に愛情を見つける物語。 アンドロイドが高度に発達した社会。 それは人間の潜在的な恐怖と忌避が、倫理の下に人とアンドロイドを分断する世界。 アンドロイドが人間に置き換わったりしないか、そもそも人が作り出して使役するモノが人…
「フラ・フラダンス」─ひまわりの絆のエール─ 感想と考察
まず、笑えるとこがいっぱい。 ダメダメで残念なフラダンサー1年生たちの天然もドジもやらかしも日常のコミカルさがあって、思わず声が出てしまいそうな場面がいくつもあった。 それでも彼女たちは一人前のフラダンサーになるため奮起していて、そして様々な困難にぶつかる。がんばってがんばってもみんなに追いつけない…
「EUREKA/エウレカセブン ハイエボリューション」─少女は愛を知り、母に、そして神になる─ 感想と考察
これは家族を知らないたった一人だったエウレカが、同じエウレカであるアイリスと出会い、身を共にする中で親と子の愛に通じるものを知り、大切なものを得るまでの物語。 最初は愛情どころか愛想すら知らずアイリスの子どもの心を解することができなかったエウレカはもう見ていられないくらいだった。だけど、アイリスにと…
「響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ」─本気にならないと手に入らないものがある─ 感想と考察
彼女は、実力のある者の肩を持つようで自分自身は実力主義以上に感情的な論理に身を埋めようとする。彼女は、久美子の調和的な振る舞いを気に食わなそうに見ているくせに自分を犠牲にして先輩である夏紀を立てようとする。 頑張った末に何も残らないどころか、それを否定するような傷を負っていた。本音を隠して、本気でい…
「シン・ゴジラ」─日本という日常の崩壊と真価─ 感想と考察
本物の現実の崩壊 その圧倒的な異物によって、日常の風景が世界があっと言う間に崩れて去っていく光景には恐怖なのか、悲しみなのかその理由すらもわからない涙が湧き上がってくる。 保守的な文書主義と保身的な政治によってがんじがらめなその国は、余りに私たちの生きる日本という名の国家とそっくりであった。ヒロイッ…
「アイの歌声を聴かせて」─その純粋さを守りたい─ 感想と考察
子どもには自分に対して素直に純粋になれば、あなたは幸せになれると歌う。 大人には他人に対して真っ直ぐな視線を向けられれば、みんなの世界が幸せになると歌う。 純粋色に染めて 実証実験のため送られた先の学校で、シオンのAIとしての融通の効かなさは浮いた言動となって目に映る。だけど、同時にシオンのその純粋…
「プリンセス・プリンシパルCH 2章」─ロリ皇女を泣かすノルマンディー公が許せない─ 感想と考察
メアリちゃん殿下をびびらせた挙げ句にトラウマを植え付けて泣かすなんて、ノルマンディー公ちょっと許せなさすぎるが!?憎き敵でありつつも冷淡かつハードボイルドな姿に好感もあったけれど、ロリを泣かすなんて見損ないました…。 それにしても、超幸薄そうなメアリちゃん殿下がかわいすぎた、守ってあげたい。 そして…