思春期
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「ささやくように恋を唄う 3巻」感想と考察
1巻から始まって、2巻を経て、遂に3巻でひまりと依のすれ違っていた一目惚れが叶ったことにとにかくほっとした。特にひまりからの恋愛感情のなかった一目惚れを向けられていた依の心境を思うと、ひまりが好きになろうとしてくれることは分かっていながらも気が気でなかっただろうと思うし、依の心が擦り切れるような日々…
©竹嶋えく/ICHIJINSHA「青ブタ ランドセルガールの夢を見ない」原作ラノベ 感想と考察
大人になるための最後のピース 梓川咲太は二年間、母と離れ離れになっている間に彼が傷ついた妹の親代わりとして日常を過ごし、徐々にその空白の日常が満たされていくうちに「家族」を忘れてしまった。 そして、思春期症候群を通して彼はいつの間にか失ってしまったそのピースに気づいた。 空白の二年間が当たり前は当た…
「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」原作ラノベ 感想と考察
みんなって、普通って、 楓が「かえで」から完全に脱皮して、楓の道を自分で選び取っていくお話。 楓が全日制の高校に合格できたけど蹴って通信制で今の楓が行きたいところを探すって言ったところで「えっ…」とちょっと思ってしまった自分に浅さのようなものを感じた。だけど、楓が心から行きたいと思えて…
「熱帯魚は雪に焦がれる 6巻」 感想と考察
変わりゆく小雪、自分の殻を破ったように見えたその先輩の姿に嬉しさを感じるも、以前のような”孤独”同士で繋がれた互いに互いにとって特別だった関係が揺らぐようで素直にその姿を受け入れられず鬱々としている小夏 二人を繋いでいたはずの”孤独”、それが断ち切られて自分だけが変わらないままで置いて行かれることを…
© 萩埜まこと/KADOKAWA「熱帯魚は雪に焦がれる 5巻」感想と考察
将来について考え始めて地元愛媛から出た進学先を検討する小雪 小雪の周囲の人々は彼女の進路への想いを後押ししてくれたが、それを引き留めてほしいという想いも彼女は抱えもやもやしていた しかし、彼女を送り出す側の人々も実は彼女が去り行くことに寂しさを感じていたが彼女が進路に思いきれるようにと、打ち明けられ…
© 萩埜まこと/KADOKAWA「映画 中二病でも恋がしたい!Take On Me」感想と考察
変わるか変わらないのかそれに何が必要なのか 自己愛の形である中二病を一時は愛が勇太へ向けられることで治るかと思われた中二病を六花は患ったまま変わらずそのことを心配していた十花 一方で、中二病は二人の絆だからと蛹の、大人へと成長中の六花を見守ってあげたい勇太 さらに六花自身も薄れていくアイデンティティ…
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会「中二病でも恋がしたい!戀 2期」感想と考察
中二病と恋愛の矛盾 自分のアイデンティティである中二病と勇太への想いが自分の中で衝突し、うまく処理できずもやもやしている六花を巡る物語だった そんな彼女の目の前に突然以前勇太に想いを寄せていたが中二病心で恋心を打ち消した昔の女である七宮が現れ、六花にさらなる葛藤をもたらした また彼女は丹生谷にも歪ん…