思春期
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「俺ガイル 完」─偽りの青春にさよならと贖罪を─ 感想と考察
雪乃の進む道 ─3期 第2話─ 雪乃の葛藤。それは、自分がどうしたらいいのか、何をしたいのかがよくわからない。それは母が後を継ぐ姉・陽乃のことを全て決めて縛り、一方で雪乃のことは何もかも自由にしていいと言ってきたことで、かえって雪乃にとってはどう振舞ったらいいのか分からなかったという過去から現在に至…
©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完「俺ガイル続」─偽りの青春を本物にするために─ 感想と考察
比企谷八幡と雪ノ下雪乃 八幡と雪乃の違い 比企谷八幡は弱さの中に強さがあって、雪ノ下雪乃には強さの中に弱さがあるのだと思う。そして、そんな二人はとても似ていて、まるで正反対な二人でもあるのだと思う。 雪ノ下雪乃とは まず、雪乃の場合は、彼女について基本的なスペックの強さがあるだけにその限界を自分で認…
©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続「夜のクラゲは泳げない」─青春は痛くて、輝いていて─ 感想と考察
第1話「夜のクラゲ」 本音を言って否定されることを怖がる。そんな私が光月まひるで、量産型女子を生きる将来はつまらない大人になるもんだと思ってた。でも、そうはなりたくない。そんな何者かになりたい私、それが光月ヨルとして映し出されていた。 だけど、幼い頃にイラストを描いていたヨルは、せっかく壁画に選ばれ…
©JELEE/「夜のクラゲは泳げない」製作委員会「青ブタ ランドセルガール」─子どものケジメ、大人になる意味─ 感想と考察
この物語は、咲太が幸せを作る決意の象徴であり、そのための思春期から大人になる一幕なんだと思う。 親子の空白と兄妹の独り立ち 思春期症候群に包まれた不思議な一年も一区切りが付く時が訪れていた。だけど、そんな咲太の前に現れたのは、小学生姿の麻衣さん。それは新たな思春期症候群の予兆を知らせるようでもあり、…
©2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project「Just Because!」─青春を終わらせない、再会の恋物語─ 感想と考察 10~12話
この物語は、最高の青春の終わりと再開、もとい再会。 『Just Because』 だからといって青春は終わらない。再開して再会し続ける、そんな物語。 第10話「Childhood’s end」 バレンタインデイ・ビターエンド 今日はバレンタインの2月14日、誰しも想いを伝えられずにはいら…
©FOA/Just Because! 製作委員会「Just Because!」─青春の終わりの続きの恋物語─ 感想と考察 6~9話
これは青春の終わりの続きの物語。そして、その青春とは、高校生活であり受験勉強であり、切ない恋のことである。 第6話「Restart」 それぞれが自分の気持ちと向き合おうとする時が来た。 とはいえ、そこには恐れも付き纏う。陽斗なんかはまさにそうで、なんとか瑛太との思いをはっきりさせるか否かの1打席勝負…
©FOA/Just Because! 製作委員会「Just Because!」─青春の終わりに、僕らは諦められなかった─ 感想と考察 1~5話
第1話「On your marks!」 高校3年生も3学期目前の転校生。このまま穏やかに残りの僅かな時間の消化試合のように過ごすだけだったはずの日々。そこに、唐突に射し込んだ一つの特異点が泉瑛太だった。 4年ぶりに戻ってきた街に、4年ぶりに再開した陽斗。ホームランチャレンジで野球をしているうちに不思…
©FOA/Just Because! 製作委員会「花咲くいろは HOME SWEET HOME」─夢を叶えること、大人になること─ 感想と考察
ママの「輝きたかった」頃 喜翆荘での時は少し遡って、夏のこと。緒花は豆じいの昔の業務日誌の中に、母・皐月のことを見つける。それは皐月もまた「私、輝きたいの!」と言っていたという、緒花の知らない母の姿だった。 当時の皐月は高校3年生という、まさにこれからどんな大人になっていくのかという、人生の中でも一…
©花いろ旅館組合「花咲くいろは」─輝く私になりたいの!─ 感想と考察 1~10話
『花咲くいろは』は、ヒューマンドラマアニメの全てをやり切ったような作品だと思う。笑いあり涙あり、萌えありお色気もあり、恋愛のすったもんだがあれば、家族とのごたごたもあるし、夢も挫折も成長もある。 劇場版「Home Sweet Home」では「人生」という言葉がキーワード的に使われるが、まさに『花咲く…
©花いろ旅館組合「君は放課後インソムニア」─眠れない、フツーになれない二人の満たされていく青春─ 感想と考察
第1話 能登星 眠れなくて退屈で憂鬱な夜を楽しくしてくれる。それが中見にとっての曲だった。 中見と曲は不眠症という悩みで繋がって、天文室や夜の町と二人だけの世界へ飛び込んでいく。その中で、中見は寝なきゃいけない夜を楽しんでも良いと知っていく。それはきっと、曲に寄り添うことで、抑圧的な世界の中で、少し…