映画・劇場版
人生で大切なことは、いつも
が教えてくれた─-
「プリンセス・プリンシパルCH 2章」─ロリ皇女を泣かすノルマンディー公が許せない─ 感想と考察
メアリちゃん殿下をびびらせた挙げ句にトラウマを植え付けて泣かすなんて、ノルマンディー公ちょっと許せなさすぎるが!?憎き敵でありつつも冷淡かつハードボイルドな姿に好感もあったけれど、ロリを泣かすなんて見損ないました…。 それにしても、超幸薄そうなメアリちゃん殿下がかわいすぎた、守ってあげたい。 そして…
「岬のマヨイガ」─優しさと暖かさに満ちた日常の再生─ 感想と考察
悲しいことが起きて、そのキズが癒えきらなくても時間の経過と共に日常は再びやって来る。その新しい日常の中で不意にキズが痛むことはあるけれど、確かに優しさと暖かさが満ちていた。 一度壊れてしまった日常は細々としたものだけれど、色々な人が身を寄せ合って再び日常を歩み始めている。家族を失ってひとりぼっちだっ…
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」─もはや我々は人間ではない─ 感想と考察
人間を人間足らしめるものとは、自分を自分足らしめるものとは。 本来肉体から切り離すことのできない囚われの魂を解放することができたらどうなるのか。 この『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』はゴーストが殻から解放されたところで終わり明確な答えは定まらないが、その個体や種を制限する殻に…
「きんいろモザイク Thank you!!」─さよならじゃなくて、ありがとう─ 感想と考察
修学旅行という最後の一番おっきな思い出作りから始まり、大学受験に目を向け、そして卒業へと至る物語。 とはいってもいつも通りなほのぼのした空気感に包まれた日常に変わりはなくて、その日常は良い意味であっけなく過ぎ去って。だって、実際の卒業までの1年間もそれまで通りの日常だし、そこにちょっぴり特別な感情は…
「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」─誰かの幸せを願う魔法─ 感想と考察
オレも魔法信じてるから! 絵本のように優しいタッチで描かれた思いやりを説き、傲慢を戒める物語。 かつて人世に迷い込んだ魔法使いはたくさんの人の幸せを願って魔法を拡散させたが、人々はそれを自分の願いのために消費した。そして、それはやがて呪いとなり人々に災厄となって降りかかった。「自分のためのわがままな…
「ジョゼと虎と魚たち」─人魚姫と地上の楽園、あるいは現実郷─ 感想と考察
これは貝に閉じこもっていた人魚姫が、地上という楽園、そして奈落を知り、成長していく物語 水面の上で輝くそれは現実郷 その車椅子に、その足に縛り付けられていたジョゼは恒夫に背中を押されて、伸ばすその腕に手を添えられて輝き溢れる外の世界を知った。だけど、そこは現実郷であり、決して理想郷ではなかった。 そ…
「機動警察パトレイバー2」─欺瞞と空回りの社会─ 感想と考察
素直に警察vs自衛隊という構図や都市で繰り広げられる戦争という展開にはロマンとでも言うべき魅惑的なものがあった。「もう一度この国は戦後からやり直すことになる」という内戦の様相漂う日本への米軍の介入が迫った場面での台詞も然り。 蜃気楼の如し街、仮想的な「戦争」 テロリストに巧妙に踊らされた結果として仮…
「ジャッリカットゥ 牛の怒り」─狂気で混沌の牛追い─ 感想と考察
ここでは思いっきりネタバレをするけれど、そもそもネタバレするような内容もないし、ただこの狂気の混沌の勢いを楽しむに尽きる映画だった。 肉屋の水牛が逃げ出したのでみんなで捕まえる話、基本的にそれ以上でもそれ以下でもない。そのはずなのに、何故か村人たち同士が個々人の因縁だったりで水牛そっちのけで喧嘩し始…
「ガルパン最終章 1話 2話 3話」感想と考察
せっかく映画館で最終章1,2,3話連続で鑑賞したので感想です。 相変わらず込み入った内容がある訳でもないけれど、戦車が走りまくって撃ち合いまくるだけで楽しいアニメ。 BC自由学園ならマリー様、知波単なら玉田と細見のコミカルな動きだったり、劇場版作画だからできるうさぎさんチームや河嶋弟妹や観戦ギャラリ…
©GIRLS und PANZER Finale Projekt「サイダーのように言葉が湧き上がる」─夏のノスタルジア─ 感想と考察
甘酸っぱくてもどかしい夏のノスタルジア 夏祭りで踊る音頭の音色に懐かしさに思わず泣き出してしまうキャラクターがいるが、この青春ロマンス物語とはこういうことなんだと思う。 思春期のうちの夏だったり恋というのは、この物語の中で大きな存在感を持つ俳句やレコードに象徴されるようにどこかノスタルジーに包まれた…