アニメ
人生で大切なことは、いつも
が教えてくれた─-
「青ブタ ランドセルガール」─子どものケジメ、大人になる意味─ 感想と考察
この物語は、咲太が幸せを作る決意の象徴であり、そのための思春期から大人になる一幕なんだと思う。 親子の空白と兄妹の独り立ち 思春期症候群に包まれた不思議な一年も一区切りが付く時が訪れていた。だけど、そんな咲太の前に現れたのは、小学生姿の麻衣さん。それは新たな思春期症候群の予兆を知らせるようでもあり、…
©2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project「Just Because!」─青春を終わらせない、再会の恋物語─ 感想と考察 10~12話
この物語は、最高の青春の終わりと再開、もとい再会。 『Just Because』 だからといって青春は終わらない。再開して再会し続ける、そんな物語。 第10話「Childhood’s end」 バレンタインデイ・ビターエンド 今日はバレンタインの2月14日、誰しも想いを伝えられずにはいら…
©FOA/Just Because! 製作委員会「Just Because!」─青春の終わりの続きの恋物語─ 感想と考察 6~9話
これは青春の終わりの続きの物語。そして、その青春とは、高校生活であり受験勉強であり、切ない恋のことである。 第6話「Restart」 それぞれが自分の気持ちと向き合おうとする時が来た。 とはいえ、そこには恐れも付き纏う。陽斗なんかはまさにそうで、なんとか瑛太との思いをはっきりさせるか否かの1打席勝負…
©FOA/Just Because! 製作委員会「16bitセンセーション」─コノハとエロゲが教えてくれた夢の意味─ 感想と考察 1~7話
第1話「タイムリープしちゃったぁ~!?」 「夢を見たい!!」 まず示されたのは、そんな物語のテーマだった。 2020年、斜陽のエロゲ会社で働くコノハの前には夢なんて欠片もなく、ただあるのは明日明後日という現実のみ。そんな日常はひたすらにつまらなくて、未来もなく、夢を見る余裕すらないようだった。 だか…
©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT「無職転生 2期」─ルディとシルフィを結び付けた恋心─ 感想と考察 第1クール
第0話「守護術師フィッツ」 降ってきたシルフィ。そして、わけもわからないままに告げられる故郷の消滅は、シルフィをたった一人何もないという孤独と頼れるものもない不安で覆っていた。 何よりも決定的だったのが、シルフィではなくフィッツとして名も姿も生まれ変わらなければならないことだったように思う。それは確…
©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生Ⅱ」製作委員会「ウマ娘 3期」─ダイヤが勝てた理由、キタサンがもっと強くなれる理由─ 感想と考察 7話
第7話「あたしたちの有マ記念」 ジャパンカップに出走したキタサンブラックとシュヴァルグラン。結果は見事にキタちゃんがG1・3勝目を飾り、年末の有馬記念もとい有マ記念に向けて勢いを増していた。 一方で、シュヴァルは3着止まり。それでも世界からウマ娘が集うこのレースでこの結果は上々とも言える。しかし、シ…
©2023 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」製作委員会「ウマ娘 3期」─負けて泣けたキタサト、次に流すは勝利の涙─ 感想と考察 5~6話
第5話「自分の証明」 次戦に宝塚記念を見据えるキタサンブラックは、菊花賞での勝利に強くなっているという実感を得ていた。 だけど、ドゥラメンテ復帰の報を聞いたキタちゃんは、彼女の実力を知っているからこそ、やっぱり物怖じせずにはいられなくもいた。そして、そんなキタちゃんの姿は、圧倒的な自信と見据えるのは…
©2023 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」製作委員会「Just Because!」─青春の終わりに、僕らは諦められなかった─ 感想と考察 1~5話
第1話「On your marks!」 高校3年生も3学期目前の転校生。このまま穏やかに残りの僅かな時間の消化試合のように過ごすだけだったはずの日々。そこに、唐突に射し込んだ一つの特異点が泉瑛太だった。 4年ぶりに戻ってきた街に、4年ぶりに再開した陽斗。ホームランチャレンジで野球をしているうちに不思…
©FOA/Just Because! 製作委員会「星屑テレパス」─海果の思いは、宙へ広がるビッグバン─ 感想と考察 1~6話
第1話「彗星エンカウント」 人とのコミュニケーションが苦手な小ノ星海果は、こんな自分でもフツーでいられる場所と友だちを求めていた。それが宇宙であり、宇宙人。 そんなことを言われてしまうと、この地球上にはただの一人も心を開ける相手がいないのかと海果の感じる孤独さに心がツンとさえしてしまう。だけど、それ…
©大熊らすこ・芳文社/星屑テレパス製作委員会「駒田蒸留所へようこそ」─琉生さんからの2つのメッセージ─ 感想と考察
今を寝かせて、過去を未来へと届ける この蒸留所を描いた物語の中において、ウイスキー作りが示すメッセージというのは、「過去から未来へと、思いを繋いでいくこと」なんだと思う。 それは、冒頭でニュースバリューの光太郎に向けて、琉生が「少なくとも3年寝かさなければいけないんです。だから、今作っているのは未来…