「物語の読解、演出の解体、世界観の抽象化」
「プリンセス・プリンシパルCH 2章」─ロリ皇女を泣かすノルマンディー公が許せない─ 感想と考察
メアリちゃん殿下をびびらせた挙げ句にトラウマを植え付けて泣かすなんて、ノルマンディー公ちょっと許せなさすぎるが!?憎き敵でありつつも冷淡かつハードボイルドな姿に好感もあったけれど、ロリを泣かすなんて見損ないました…。
それにしても、超幸薄そうなメアリちゃん殿下がかわいすぎた、守ってあげたい。
そして、そんな彼女の前で姉然として振る舞うシャーロットはいつもよりも大人びて見えて、不思議と艶っぽさすら感じさせる出で立ちだった。 色っぽさと共に溢れる包容力もまた、アンジェに「私にもあなたのようなお姉さんがいたら…」なんて言わせてしまう程で、変な妄想をさせてしまうそれに罪深さすら感じ得てしまう。
そして、第一章のラストで侍従長もといビショップを始末した例の色黒の男について。前回の時点ではアフリカ移民系のエージェントと推察していた。
しかし、今回新大陸というキーワードに加えて彼のエスニックなバンダナに目が行けばネイティブアメリカンであることは容易に思い及び、リチャード殿下の暗殺未遂からしておよそ宗主国たるアルビオン王国に対する植民地先住民の反逆というような展開を想像した。しかし、まさかリチャード殿下主導の王室内クーデターが画策されているとは見事に騙されてしまったと言うばかり。最後の最後の怒涛の展開には息をも詰まるほどだった。まぁ、Clown Handlerなんて言っている上に、王位継承権争いも多少なりとも示唆されていたことではあるのだけれど。
さらに、今回何度か触れられたケイバーライト爆弾をきっかけとした王国と共和国の戦争の可能性や、体調を崩している女王など王位継承権争い以外にも不穏の火種が示唆されてますます今後の展開が待ち切れない第二章だった。
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