Reviews
「物語の読解、演出の解体、世界観の抽象化」
この物語の
を、あなたと感じたい─-
「ガンダム 閃光のハサウェイ」─崇高な理想と愚鈍な現実─ 感想と考察
理想と現実 子どもと大人 インテリと愚者 テロリストと一般市民 豊かさと貧しさ この物語で最も豊かさを持っていたのが閣僚たちだが、テロリスト相手の指示も聞かず喚き散らし殺される姿は自由奔放で楽観的である意味理想郷からやって来た穢れを知らない人々のようでもあった 貧しさを物語っていたのはダバオの市民で…
「劇場版レヴュースタァライト」─愛城華恋とは舞台少女”わたし”である─ 感想と考察
こんなにも見終わったときに前向きで熱い気持ちを胸に宿しながら号泣するような作品は今までになかったし今後もなかなかないだろうと思うので、その溢れる感情を少しでも言語化していつかの自分もまたこの感覚を思い出せたら、スタァライトを見た後に感想を求めてここまで迷い込んだ誰かも前向きな気持ちをスタァライトから…
「ひげひろ」─出会いと別れ、切なさと愛しさの物語─ 感想と考察
「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」 これは沙優が独り立ちしていく成長の物語だと思っていたけれど、アニメ最終回を見終わった時には別のものに見えて「突然の出会いと非日常、そして別れ」に思えた。 吉田さんと沙優の偶然の出会いから始まった風変わりな日常、そして差し迫る別れの時…。 別れ際を…
「劇場版レヴュースタァライト」─ワイドスクリーン・バロックの意味─ 感想と考察
舞台少女たちを観劇するつもりで劇場に行ったら、自分も舞台に引っ張り出されていた。 圧倒的でエキセントリック、ゾクゾクさせるような映像の上に描かれた、空高くキラめく星を掴もうとする少女たちの過去の自分と決別し新しく生まれ変わる物語。 東京タワーを上り詰めた少女たちは、次はスカイツリーを目指すのである …
「ラブライブ!」─μ´sの輝きと儚さ─ 感想
今更ラブライブ!シリーズのアニメを全部見た。 もちろん今までラブライブ! を知らないなんてことはなかったけれど、なかなかまともにコンテンツに触れる機会がなかった。そして遂にシリーズ9周年の2020年の秋クールに放送されたアニガサキでようやくラブライブ!に初めてまともに触れてからは他のシリーズにも触れ…
「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」感想と考察
まず、中国風の世界観、特に自然の描き方に特有の雰囲気があり、新鮮でおもしろかった。 戦闘シーンもスピード感がすごくてどこかufotableっぽさを感じた。 途中で挟まるギャグシーンは同じ中国アニメの「兄に付ける薬はない! 」に似た雰囲気やノリがあったように思う。あまり中国発のアニメに造詣があるわけじ…