「物語の読解、演出の解体、世界観の抽象化」
「ガルパン最終章 1話 2話 3話」感想と考察
Publish date: Jul 29, 2021
せっかく映画館で最終章1,2,3話連続で鑑賞したので感想です。
相変わらず込み入った内容がある訳でもないけれど、戦車が走りまくって撃ち合いまくるだけで楽しいアニメ。
BC自由学園ならマリー様、知波単なら玉田と細見のコミカルな動きだったり、劇場版作画だからできるうさぎさんチームや河嶋弟妹や観戦ギャラリーが焦点を定めさせずあっちこっちでわちゃわちゃしていたりするところは、このアニメが勝ち負けを争う試合が主軸にあるにも関わらずどこか気の抜けた楽しさも併せ持つ要因だと思う。
とは言っても戦車戦の迫力は本物で、特に車長主観で激しく視点が動きながらの場面の臨場感は格別に感じる。また、音にも迫力が詰まっていて3話の川を水陸両用戦車の上を戦車が乗り越えていくとこのdts-Xでの立体感や重低音ウーハー上映では機銃の音までも重い迫力を感じた。
そして、ガールズ&パンツァーの一番の醍醐味であるみぽりんのピンチの場面での機転の効いた意外性に溢れた戦略は毎度唸らされると同時にとてもわくわくさせられる。しかし、3話の最後の準決勝では早々にみぽりんの乗るⅣ号戦車が退場してしまって4話でどうなるのか不安はありつつも、みぽりんに代わるリーダーシップを発揮してくれそうな他のキャラクターの台頭の予感も3話にはあって楽しみなところだった。
さらに、重低音ウーハーセンシャラウンド7.1ch塚口サンサンMixは1話の一番最初の砲撃音からビリッビリ来て笑いそうになるほどすごかった…。
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