「物語の読解、演出の解体、世界観の抽象化」
「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」原作ラノベ 感想と考察
Publish date: May 2, 2020
みんなって、普通って、
楓が「かえで」から完全に脱皮して、楓の道を自分で選び取っていくお話。
楓が全日制の高校に合格できたけど蹴って通信制で今の楓が行きたいところを探すって言ったところで「えっ…」とちょっと思ってしまった自分に浅さのようなものを感じた。だけど、楓が心から行きたいと思えているわけでもなくて、さらに定員割れで正当ではあるけれど楓にとっては正当じゃない気もするし、この選択の中で楓に幸せを掴んで欲しいと思った。
あと、みんなが「みんな」という言葉に囚われがちだけど、その「みんな」すら多様だし自分に合う「みんな」のいる居場所に自分を置けばいいという気づきを得た。
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