隣人愛
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「結城友奈は勇者である 3期」─勇者の痛みと涙が意味すること─ 感想と考察 1~8話
第1話「青春の喜び」 勇者たちの戦いは終わりを告げて、勇者部はその反動のように失っていた青春を取り戻す日々を送っていた。バンドやキャンプにサバゲーと、フツーの女子中学生の日常は笑顔の絶えない柔らかな時の流れの中にあった。それに、今やバーテックスとの戦いで失った友のことも良くも悪くも癒えない古傷として…
©2021 Project 2H「結城友奈は勇者である 3期」─人間の勇者たちは、僕らも勇者にする─ 感想と考察 9~12話
第9話「真の友情」 新たに大赦から課せられたお役目は、結城友奈の「神婚」だった。「祟り」だけに終わらない友奈に背負わされた運命に、夏凛はどうしようもなくて心が折れそうになっていた。 そんなかつてのライバルを見かね、楠芽吹は「勇者なら堂々としていなさいよ!」と怒りを露わにする。しかし、夏凛は夏凛で「勇…
©2021 Project 2H「プリマドール」─機械の心にも宿る愛─ 感想と考察
まだ戦争の憎しみは燻り哀しみの涙の跡が残るものの平和で長閑な世界、人々は自律人形《オートマタ》と共に生きている。彼女たちは身体は機械だけど、人と同じように感情を持ち、時に喜んだり怒ったり哀しんだり楽しさをその心に感じながら暮らしている。 この物語で描かれる機械人形の日常や困難の道のりのいたるところに…
©VISUAL ARTS / Key / BAS・プリマドール製作委員会「であいもん」─あなたがいるから、私は涙を流せる─ 感想と考察
自分の居場所に気づく物語 自分の居場所に「気付く」ことと「見つける」ことは似ているようで異なることだと思う。一果は幼い頃に父親に半ば捨てられた形で緑松に預けられた。緑松ではみんな暖かく迎え入れてくれたし、みんな娘や孫のように接してくれる。だけど、本当は緑松は縁もゆかりもない場所で、一果にとってはやっ…
©RIN ASANO/緑松「岬のマヨイガ」─優しさと暖かさに満ちた日常の再生─ 感想と考察
悲しいことが起きて、そのキズが癒えきらなくても時間の経過と共に日常は再びやって来る。その新しい日常の中で不意にキズが痛むことはあるけれど、確かに優しさと暖かさが満ちていた。 一度壊れてしまった日常は細々としたものだけれど、色々な人が身を寄せ合って再び日常を歩み始めている。家族を失ってひとりぼっちだっ…
「結城友奈は勇者である2期」─私も勇者になれたら─ 感想と考察
鷲尾須美の章 日常と絶望のコントラストを決定的に見せつけられた。 楽しい日常は突然に終わり、友だちは呆気なく死んでしまって…。その死を大赦や大人たちは名誉と言うけれどただ虚しいだけで、小学生の女の子一人救えやしないで本当に何が神様なんだよと叫びたくなる。 そして、子どもたちは最後の決戦…
©2017 Project 2H「結城友奈は勇者である 1期」─日常ならざる日常と勇者が頑張れる理由─ 感想と考察
日常を守るため戦う者、それが勇者 ある日突然、世界の守護者である神樹様を守るために大赦からバーテックスという敵と戦うお役目を与えられたのはいたいけな少女たちで、彼女たちは日常の世界を守るために身を投じる。 彼女たちのお役目である戦いは確かにシリアスな雰囲気を纏うものだが、その裏では和やかな女子中学生…