訓話
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「ワンダーエッグ・プライオリティ」─大人になりゆく14歳という視界─ 感想と考察
本編12話まで見た時点ではどこか裏切られたような感覚に陥ったが、最終回となる特別編に待っていたのは再び裏切られつつも納得せざるを得ない全く予想外の教示的な回答だった。 ※トンじゃってる個人的解釈をトンだまま書き連ねたままで、思考過程が飛びまくっていたので注釈を追加(2021/12/4) 子どもの目に…
「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」─誰かの幸せを願う魔法─ 感想と考察
オレも魔法信じてるから! 絵本のように優しいタッチで描かれた思いやりを説き、傲慢を戒める物語。 かつて人世に迷い込んだ魔法使いはたくさんの人の幸せを願って魔法を拡散させたが、人々はそれを自分の願いのために消費した。そして、それはやがて呪いとなり人々に災厄となって降りかかった。「自分のためのわがままな…
「ハーモニー」「虐殺器官」─伊藤計劃の物語─ 感想と考察
ハーモニー 生きることを絶対としたユートピア/ディストピアな世界観の中で善悪を生と死に表象した話だと思っていたら理性と野性の話だった。善か悪か、理性か感情かという二元的な突き詰め方で物語を終始描いていたように見えていたが、最後の場面では複合的な、あるいは感情に寄り添った結末のような印象があった。 生…
「ワンダーエッグ・プライオリティ 7~11話」 感想と考察と洞察のまとめと整理
なんか完結は6/29ということなので改めてまた1話から丁寧に咀嚼して言語化したい。とりあえず最終回目に見返した時の諸々は放出しておく。 ep.7 14歳の放課後 リカと「母親になれない一生女でいたい女」と彼女が形容する母親、千秋に焦点を当てた話。 自分のパパは誰なのかと問い詰めるリカに対して、千秋は…
「色づく世界の明日から」─現実が嫉妬する程、美しい世界─ 感想と考察
色鮮やかで現実が嫉妬する程に美しく描かれた世界に、見ていてどこか羨ましさすら込み上げてくる感覚すらあった。 そして、その世界を白黒にしか見えない瞳美のどこか靄のかかったような表情やその奥にある心の内に感傷的な魅力を感じた。 1人過去に投げ出された孤独で何もわからず怯える瞳美だったが、すぐ写真美術部の…