自然
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「すずめの戸締まり」─人生という旅、道標─ 感想と考察
旅の道標、至るべき運命 扉の中の世界で幼いすずめが見た人が未来のすずめで、そのすずめがすずめに椅子を渡していたということに不思議な納得感が強く残った。それを最初は上手く言葉にできなかったけど、でも自分の人生の実感と重ねて振り返ってみると「そうだよなぁ…」と、すとんと腑に落ちるものがあった。 こうなり…
©2022「すずめの戸締まり」製作委員会「天気の子」─この世界からキミを守るもの─ 感想と考察
何かが欠けた街、東京 東京の街は、この世界は人の手によってあまりに人のものからかけ離れた姿になってしまった。 建物も、インフラも、そこに生きる人々も全てが効率と利益のために整然とならされてしまった都市という空間は、人に優しくない。人の生活のために目まぐるしく変貌を遂げ続ける街は、そうなればなるほどに…
©2019「天気の子」製作委員会「君の名は」─運命を紡ぐ結び《ムスビ》の意味─ 感想と考察
二人の運命 誰と繋がっているのか、どこと繋がっているのか、本当は夢や幻なんかじゃないかと思ってしまうくらいに覚束ない記憶。だけど、確かに繋がっていることを感じさせる「結び」がある。 ある日、三葉と瀧は遠く離れた世界を越えて、出会った。あり得ないほど遠い遠い世界を跨いで、溶け合うように交じ合った。 2…
©2016「君の名は。」製作委員会「水の都の護神 ラティアスとラティオス」─この水の都と生きていく─ 感想と考察
人の姿に化けてサトシと遊びたがるラティアスが本当に人懐っこくて、どこまでも愛おしい。彼女に感じるこの気持ちは、人に対する愛と同じかそれ以上のものだと言い張れる。 人と水が共に生きる街 「こころのしずく」から湧き出す水に揺蕩われた水の都・アルトマーレ、この街をかつて危機から護ったという伝説と共に語り継…