百合
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「プリンセス・プリンシパル」─切なくも力強い少女たちの物語─ 感想と考察
不条理で悲しき運命に縛られた少女たち これは、スパイに王女に用心棒、いずれも他人の政治のための自らの意志の通わぬ道具であり、生き方をその使用者に委ねられている少女たちの物語 領土も国民も階級も引き裂かれた国を一つにするために、かつての王女は壁を取り払うことを願った。しかし、不思議な星の下に出会った王…
「アサルトリリィBOUQUET」についての覚書き
以下は第9話時点での情報であり、最新話放送に応じて内容の加筆、修正を行う予定。 ヒュージ ヒュージとは50年ほど前に世界中に突如出現した人類の敵であり、通常の生物がマギによって怪物化した存在。 一方でヒュージが何なのか不明であるとも述べられている。 なお、現在は暦から計算すると2052年であり、ヒュ…
「熱帯魚は雪に焦がれる 7巻」感想と考察
すれ違っていた小夏と小雪の間の溝が解消できたのが嬉しくもあり、またそのわだかまりの裏にあった2人が互いに互いを大切に想う気持ちや2人が抱える寂しさの重さに思わず涙ぐんでしまった。寂しさを埋めてくれた優しさや安心へ募る想いはこんなにも、まるで恋心のように2人をいじらしく切ないものにしてしまうのかと思っ…
© 萩埜まこと/KADOKAWA「ささやくように恋を唄う 3巻」感想と考察
1巻から始まって、2巻を経て、遂に3巻でひまりと依のすれ違っていた一目惚れが叶ったことにとにかくほっとした。特にひまりからの恋愛感情のなかった一目惚れを向けられていた依の心境を思うと、ひまりが好きになろうとしてくれることは分かっていながらも気が気でなかっただろうと思うし、依の心が擦り切れるような日々…
©竹嶋えく/ICHIJINSHA「やがて君になる」漫画 感想と考察
好きって… 好きを知らない侑は確かにはじめは燈子からの「好き」に応えるための好きを知らない様子であったが、次第に燈子から愛される中で燈子への「好き」を抱き始めた。しかし、それは理想像である姉を演じて本当の自分を剥離させ自分は空っぽで嫌いと言う燈子に対して「好き」は伝えられず、許されない…
©仲谷 鳰/KADOKAWA「熱帯魚は雪に焦がれる 6巻」 感想と考察
変わりゆく小雪、自分の殻を破ったように見えたその先輩の姿に嬉しさを感じるも、以前のような”孤独”同士で繋がれた互いに互いにとって特別だった関係が揺らぐようで素直にその姿を受け入れられず鬱々としている小夏 二人を繋いでいたはずの”孤独”、それが断ち切られて自分だけが変わらないままで置いて行かれることを…