創作活動
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「ルックバック」─描き続ける運命が振り返る─ 感想と考察
京本 藤野の漫画に憧れて、藤野のおかげで部屋の外に出ることができて、世界が広がった。藤野を先生と仰いで、アシスタントを務め、彼女の力になるために美大で絵を極めようと道を進めた。 そういう意味で、最初は不登校の暇つぶしで書き始めた漫画に意味付けをしてくれたのが京本にとっての藤野だった。 藤野 一方で藤…
© 2024「ルックバック」製作委員会「16bitセンセーション」 ─コノハの本当の夢─ 感想と考察 8~10話
第8話「エコー」 「午後の天使たち」を開封して、1985年にタイムリープしてきた守。そこは、エコー1とエコー2のいるエコーソフトというゲーム会社だった。 そして、そこでなんだかんだと美少女ゲーム制作のアルバイトをすることになった守だけど、ある日彼はエコー1から「想像力とは何か?」と問われる。もちろん…
©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT「16bitセンセーション」─コノハとエロゲが教えてくれた夢の意味─ 感想と考察 1~7話
第1話「タイムリープしちゃったぁ~!?」 「夢を見たい!!」 まず示されたのは、そんな物語のテーマだった。 2020年、斜陽のエロゲ会社で働くコノハの前には夢なんて欠片もなく、ただあるのは明日明後日という現実のみ。そんな日常はひたすらにつまらなくて、未来もなく、夢を見る余裕すらないようだった。 だか…
©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT「百日紅〜Miss HOKUSAI〜」─見えざる世界こそ、人の世なり─ 感想と考察
江戸に生きる葛飾北斎とその娘・お栄たち絵師の姿を通じて描かれた物語には、「見えざるものを見る、感じ取る」という迷信のような価値観が映し出されていた。 江戸に潜む、見えざる世界 その「見えざるものを見る」というのは、浮世絵師として必要な素養であることもちろん、目の見えないお猶が触れて嗅いで聞いくことで…