ロボット
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「ガンダム 水星の魔女」─同じ宙の下、共に祝福される道─ 感想と考察
「水星の魔女」が示した現代の革命 この水星の魔女は「理想だけではなく現実を受け止めながら、当事者として世界に関わっていけるように…」というニカやスレッタを中心とした軸と、「共に手を取り合うことでこそ、祝福や平和を得られる」という登場人物全員を巻き込んでいた軸があったように思う。その軸は…
© 創通・サンライズ・MBS「トップをねらえ2!」─人類を導く、ノノという星─ 感想と考察
#1 お姉さまと呼ばせてください! オタクコテコテな1話。 宇宙パイロットになりたいノノだけど、彼女の信じる努力と根性、そういうのは要らないとラルクに言われてしまう。でも、襲い来る宇宙怪獣をノノが両断する。 少しはトップレスに近づけたかな? #2 お姉さまなんかになりたくない トップレスがみんなを守…
©2003 GAINAX/TOP2委員会「グリッドマン ユニバース」─重なる世界が見せた真実とメタフィクション─ 感想と考察
この物語はすべての妄想への賛歌なんだと思う。 子どもっぽくて、夢想的で、ロマンチックで、非現実的なメタフィクション。 GRIDMANで人と繋がることを知り、DYNAZENONで自分を貫くことを知った僕たち人間は、今度は夢見ることを知る。 「グリッドマン物語」 それは霧のように消えてしまったあの2か月…
©円谷プロ ©2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会「SSSS.DYNAZENON」─不完全な僕たちの生き方ってなに?─ 感想と考察
どこか猜疑心に満ちた物語だったように思う。夢芽の姉に対する憶測、怪獣優生思想の一味との関わり、そしてこの物語の行く末というものの見えなさ。 自分の内側を裸にする でも、そういう疑いをはっきりと口にすることが、もやもやとした霧を払う答えだということを彼らは提示した。そうやって本音を出し合うことで一つに…
©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会「SSSS.GRIDMAN」─甘くて不安定なアカネの世界の意味─ 感想と考察
不安定・青春エッセンス 新条アカネの心という狭いセカイの中で、彼女自身の存在がいっぱいいっぱいに肥大化していた。彼女の怒りやストレス、ナイーブさや未熟さ、自己中心さやわがままさといった自己と世界が分離できてないセカイの捉え方を、愛おしさたっぷりに言えば青春と呼び、はっきり言えば幼さとか子どもっぽさと…
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会「プリマドール」─機械の心にも宿る愛─ 感想と考察
まだ戦争の憎しみは燻り哀しみの涙の跡が残るものの平和で長閑な世界、人々は自律人形《オートマタ》と共に生きている。彼女たちは身体は機械だけど、人と同じように感情を持ち、時に喜んだり怒ったり哀しんだり楽しさをその心に感じながら暮らしている。 この物語で描かれる機械人形の日常や困難の道のりのいたるところに…