バトルアクション
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「SSSS.GRIDMAN」─甘くて不安定なアカネの世界の意味─ 感想と考察
不安定・青春エッセンス 新条アカネの心という狭いセカイの中で、彼女自身の存在がいっぱいいっぱいに肥大化していた。彼女の怒りやストレス、ナイーブさや未熟さ、自己中心さやわがままさといった自己と世界が分離できてないセカイの捉え方を、愛おしさたっぷりに言えば青春と呼び、はっきり言えば幼さとか子どもっぽさと…
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会「シン・仮面ライダー」─その強さ、何のため─ 感想と考察
その力が奪うもの、救うもの 本郷猛には大切な人を守れなかった過去がある。そして、彼は力を欲した末に人ならざる力を手に入れた。 改造人間となった彼がマスクを被れば、いとも簡単に人を殺めてしまう力がその手に宿る。その上、人を殺すことへの忌避感まで消え失せてしまう。しかし、それは本郷が求めた強さなのだろう…
©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会「アークナイツ 1期 黎明前奏」─それでも私は理想を語る─ 感想と考察
この物語は「理想を語ることは簡単でも現実にすることは果てしなく難しい。だけどそれを知ってなお、まだ理想を語る者は臆病なんかじゃない。現実という暗闇を希望の光で照らしていく者には確かな勇気を持っている」と、そんなことを語っているのだと私は思う。 重く暗い世界で生きる少女たち 重く残酷な世界に立ち向かわ…
©Hypergryph Studio Montagne/Yostar/Yostar Pictures「SAO プログレッシブ 冥き夕闇のスケルツォ」─アスナとミト、別れと新たな道─ 感想と考察
燻る彼女への想い 第二章が始まって早々にアスナさんがレイピアをモンスター、そしてプレイヤーキラーに奪われる展開にSAOにトラブルは付きものだなぁと改めて思うばかりだったけれど、この「冥き夕闇のスケルツォ」を一度見た後にこの顛末を思い出すと、また違った印象を感じる。 このレイピアは元はミトから貰ったフ…
©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project「86-エイティシックス-」─孤独の自己犠牲と自己嫌悪─ 感想と考察
虐げられし者の倫理 満ち足りた者からの慈悲はエイティシックスの倫理観や信念には受け入れられないというジレンマに苛まされ続ける物語だった。 誰かの犠牲の上に立ちながら銃後でのうのうと生きて、最前線での無数の死に無自覚でいることを許せないエイティシックスたちの正義もわかる。わかるけれど、その信念に完全に…
「SAO オーディナル・スケール」─彼女の歌声は永遠に刻まれる─ 感想と考察
SAO事件から4年を経た2026年、人々の間ではARに特化した新たな次世代ウェアラブル・マルチデバイス≪オーグマー≫とが人気を得ていた。 ≪ナーヴギア≫の後継デバイスの位置を継ぐ≪オーグマー≫とその専用ARMMO RPG≪オーディナル・スケール≫にはかつて多くの人の命を奪ったデスゲーム、SAO≪ソー…