ダークファンタジー
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「時光代理人-LINK CLICK-」─中国アニメの本気と衝撃─ 感想と考察
LINK CLICK 繁華街の一角に佇む「時光写真館」。 そのさびれたドアの奥には、特殊な能力を持った2人の男がいた——。 写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)。 トキの幼馴染・リン(喬苓)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、「撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入ることができる…
「魔法少女育成計画」─The 魔法少女 ダークファンタジー─ 感想と考察
「まほいく」については2016年に放送されたTVアニメで初めて知りました。魔法少女ダークファンタジー好きとして結構おもしろかったのか、TVアニメ放送終了後にアニメ化後を描いた原作ライトノベルを3冊買ってたり。そして、どこまで読んだかも不確かなまま約5年が経過。そんでもって最近、BOOK☆WALKER…
「魔法少女まどかマギカ」─誰かの希望を祈った少女たちの物語─ 感想と考察
誰かを気にかける余裕なんてなくて自分の幸せを願うことしかできない絶望の世界の中に、自分じゃない誰かの幸せを祈れるような希望が生まれる物語。 鹿目まどかは一人ぼっちだった暁美ほむらに手を差し伸べてくれた。暁美ほむらにとって鹿目まどかは、何も見えない暗闇の中で進むべき方向を指し示してくれる光だった。 魔…
「シュヴァルツェスマーケン」─絶望の闇、歪んだ現実、そして希望の道─ 感想と考察
BETA、西側諸国加えて国内にも対立を抱え、秘密警察〈シュタージ〉の監視下で家族すら信じられない絶望の東ドイツを舞台とした物語。それぞれの信念や思惑、互いの正義が交錯する暗闇の中で一筋の希望を追い続けるダークファンタジー戦記。 マヴラヴオルタネイティブのスピンオフ作品らしく唐突な凄惨で衝撃的な展開が…
「結城友奈は勇者である2期」─私も勇者になれたら─ 感想と考察
鷲尾須美の章 日常と絶望のコントラストを決定的に見せつけられた。 楽しい日常は突然に終わり、友だちは呆気なく死んでしまって…。その死を大赦や大人たちは名誉と言うけれどただ虚しいだけで、小学生の女の子一人救えやしないで本当に何が神様なんだよと叫びたくなる。 そして、子どもたちは最後の決戦…
©2017 Project 2H「結城友奈は勇者である 1期」─日常ならざる日常と勇者が頑張れる理由─ 感想と考察
日常を守るため戦う者、それが勇者 ある日突然、世界の守護者である神樹様を守るために大赦からバーテックスという敵と戦うお役目を与えられたのはいたいけな少女たちで、彼女たちは日常の世界を守るために身を投じる。 彼女たちのお役目である戦いは確かにシリアスな雰囲気を纏うものだが、その裏では和やかな女子中学生…
©2014 Project 2H「鬼滅の刃 無限列車編」 感想と考察
良くも悪くも手に汗を握らされる展開 下弦の壱の鬼のギミックを念入りに張り巡らせた戦闘は、あっけなく事果てたかと思ったら想像を越えていく戦い方を仕組んでいて、悪い意味でドキドキさせられつつもそれが楽しかった。 そういう意味では、無限列車編が無限列車だけで終わらなかった展開も想像と期待を越えていくもので…
「Fate/Zero」─残酷な騎士道と正義─ 感想と考察
聖杯戦争のことしか頭にないような人間ばかりの身内の争いのようでもあったFate/stay nightとは違って、Fate/Zeroは時計塔からの参戦者もいることで魔術師の世界の広大さを窺い知れたり、また現代兵器を用いた戦闘といった表の世界と裏の魔術の世界の交わりや、過去の英霊が現代世界に融け込むよう…
©Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC「Fate/stay night Heaven's Feel」─正義と悪は誰にあるのか─ 感想と考察
善悪の所在 衛宮士郎は結果もたらされるものを以てして悪と判定するが、言峰綺礼は悪であれ元は善にも悪にも染まっておらず、悪でなれば周囲の環境にそうさせた責があると言う。人々が正しくありたいと悪を自らから排除して押し付けた産物であるアンリマユのことを考えると、この世全ての悪を背負った神は正しくありたいと…