ダークファンタジー
私を魅了する
の物語、もっと知りたい─-
「アークナイツ 2期 冬隠帰路」─正義と正義の殺し合い、貫くのは絶対的な正義─ 感想と考察 14~16話
第14話「征兆 Blooming」 グレースロートが問うロドスの正義 ファウストの死に寄せられるレユニオンたちの弔いに、グレースロートが思うのは「ロドスは何のために戦っているの?」という疑問。「感染者のために戦っているはずなのに、戦っているのも死んでいくのも感染者ばかり」という彼女の言葉は決して的外…
©2017 HYPERGRYPH「アークナイツ 2期 冬隠帰路」─アーミヤとチェンの正義、その意味とは─ 感想と考察 9~13話
第9話「序歌 Conspiracy」 チェルノボーグでの戦いにて、ミーシャを自らの手で殺せなかったことは、アーミヤの心に「自分は誰も救えない」という傷を残していた。そして、あの時ミーシャに手を下すことができたチェンと対比して、アーミヤは自分の正義はただ怒りや憎しみに動かされるままのものでしかなく、そ…
©2017 HYPERGRYPH「結城友奈は勇者である 3期」─勇者の痛みと涙が意味すること─ 感想と考察 1~8話
第1話「青春の喜び」 勇者たちの戦いは終わりを告げて、勇者部はその反動のように失っていた青春を取り戻す日々を送っていた。バンドやキャンプにサバゲーと、フツーの女子中学生の日常は笑顔の絶えない柔らかな時の流れの中にあった。それに、今やバーテックスとの戦いで失った友のことも良くも悪くも癒えない古傷として…
©2021 Project 2H「結城友奈は勇者である 3期」─人間の勇者たちは、僕らも勇者にする─ 感想と考察 9~12話
第9話「真の友情」 新たに大赦から課せられたお役目は、結城友奈の「神婚」だった。「祟り」だけに終わらない友奈に背負わされた運命に、夏凛はどうしようもなくて心が折れそうになっていた。 そんなかつてのライバルを見かね、楠芽吹は「勇者なら堂々としていなさいよ!」と怒りを露わにする。しかし、夏凛は夏凛で「勇…
©2021 Project 2H「推しの子」─嘘と真実が炙り出す、ヒトの本性─ 感想と考察
6話『エゴサーチ』:見える虚像と見えない実像 バカが付くほど正直で真面目でまっすぐな黒川あかねに、恋愛リアリティショーというホントでウソなエンターテインメントは決定的に水と油なのかもしれない。丸っきりの虚構の役を演じるのでもなく、嘘が入ったり入らなかったりしつつも演じるのは自分そのものという曖昧さ微…
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会「PSYCHO-PASS PROVIDENCE」─神を殺した常守朱、その涙の意味─ 感想と考察
シビュラシステムによって、法律は不要になるだろうか?それが今回の問いであり、議題だった。 神の視座から愚かな人間たちに絶対的な裁定を下すAI、それがシビュラシステム。究極の客観性を携えたその支配システムは、私たちに汚れた人間の主観を一切排した答えをもたらしてくれる。その真実に疑いの余地はない。しかし…