アニメ
人生で大切なことは、いつも
が教えてくれた─-
「凪のあすから」─好きでいたい、愛していたい─ 感想と考察
カワイソウな子とイヤな子 あの子が好きな好きで好きで欲しい気持ちと、あの子が幸せになって欲しい気持ち。どっちも抑えられない感情だけど両立し得ない現実。 ある子は良い子だから、自分さえ諦めればいいと自分の想いに蓋をしようとする。自分の想いはダメなんだって…。 ある子は好きを諦められなくて自分をイヤな子…
©Project-118/凪のあすから製作委員会「ロード・エルメロイ二世 特別編」─大人になれない少年を導く魔術と内省─ 感想と考察
「ウェイバーと同窓会と幻灯機」 見るべき時期の定められた作品というものは少なからずしてあると思うのだけど、2022年の1月10日、人生で20回目の成人の日というのはまさしくこの物語を見るための日であったと思う。 あらすじ ある日、時計塔の同窓会の報せがロード・エルメロイII世の許に届くところからこの…
「劇場版マクロスΔ絶対LIVE」─絶対諦めない、絶対の歌い様─ 感想と考察
どんな困難が立ちはだかっても、自分の生き方を諦めたくない。全力で生きて、全力で誰かを守る歌を、誰かを愛する歌を刻み付けたい。 林檎の花のように彼女に残された時間は短いけれど、その中で悔いのないように最高に幸せだったって言えるようにめいいっぱい咲き誇りたいってフレイアの叫びが胸に響いた。 林檎の花は一…
「魔法少女まどかマギカ」─誰かの希望を祈った少女たちの物語─ 感想と考察
誰かを気にかける余裕なんてなくて自分の幸せを願うことしかできない絶望の世界の中に、自分じゃない誰かの幸せを祈れるような希望が生まれる物語。 鹿目まどかは一人ぼっちだった暁美ほむらに手を差し伸べてくれた。暁美ほむらにとって鹿目まどかは、何も見えない暗闇の中で進むべき方向を指し示してくれる光だった。 魔…
2021年見た映画の記録と評価とか
2021年は映画をいっぱい見ました。せっかくなので色々記録を残しておきたくなった。 統計 合計:89回(66作品) 新旧:新作46回(29作品)1;再上映43回(37作品)2 ジャンル:アニメ 70回(48作品);実写 14回(同);特撮 5回(4作品) 行った劇場 23回 塚口サンサン劇場 11回…
「マクロスΔ激情のワルキューレ」─本編を越えた"激情版"総集編─ 感想と考察
魂込めて歌う激情 歌を歌いたい、歌うことが生きる意味。 存在証明的なこの激情を絶唱して、立ちはだかる壁にぶつけていくワルキューレの姿が単純だけど熱くて胸に響いた。 そして、メッサーが命がけでワルキューレを守る姿やワルキューレたちが歌で届けてくれる魂や覚悟は、言葉にならないそのままの想いが伝わってきて…
「リズと青い鳥」─二人の関係を支えるモノの正体─ 感想と考察
「みぞれのオーボエが好き」 二人の想いが通じ合った瞬間に頬を伝った熱い一滴より澄んだものを私は知らない。 累計4回目の鑑賞にしてようやくこの物語が何なのか分かったような気がした。 「ただあなたが隣にいてくれることがどれだけ私にとって大切なのかということ。」 「何もなかった私にあなたが何もかもをくれた…
「イヴの時間」─信じれば、無機質な身体に宿る愛も本物になる─ 感想と考察
人間とアンドロイド。 存在の境界を越えて思いの通じ合う場所で、切なさと冷たさの裏に愛情を見つける物語。 アンドロイドが高度に発達した社会。 それは人間の潜在的な恐怖と忌避が、倫理の下に人とアンドロイドを分断する世界。 アンドロイドが人間に置き換わったりしないか、そもそも人が作り出して使役するモノが人…
「マクロスΔ」─魅惑のコズミックSFミュージカル─ 感想と考察
クソじゃないアニメ Advent Calendar 2021の7日目は、音に聞く限りではシリーズ前作との比較もあってかイマイチと聞くことが多いマクロスΔです。曲とか圧倒的に良いのになぜ…。 マクロスの魅力といえば歌、その中でもマクロスΔにはワルキューレという歌の女神がいる。 正直言うと…
「フラ・フラダンス」─ひまわりの絆のエール─ 感想と考察
まず、笑えるとこがいっぱい。 ダメダメで残念なフラダンサー1年生たちの天然もドジもやらかしも日常のコミカルさがあって、思わず声が出てしまいそうな場面がいくつもあった。 それでも彼女たちは一人前のフラダンサーになるため奮起していて、そして様々な困難にぶつかる。がんばってがんばってもみんなに追いつけない…