アニメ
人生で大切なことは、いつも
が教えてくれた─-
「ひげひろ」─出会いと別れ、切なさと愛しさの物語─ 感想と考察
「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」 これは沙優が独り立ちしていく成長の物語だと思っていたけれど、アニメ最終回を見終わった時には別のものに見えて「突然の出会いと非日常、そして別れ」に思えた。 吉田さんと沙優の偶然の出会いから始まった風変わりな日常、そして差し迫る別れの時…。 別れ際を…
「劇場版レヴュースタァライト」─ワイドスクリーン・バロックの意味─ 感想と考察
舞台少女たちを観劇するつもりで劇場に行ったら、自分も舞台に引っ張り出されていた。 圧倒的でエキセントリック、ゾクゾクさせるような映像の上に描かれた、空高くキラめく星を掴もうとする少女たちの過去の自分と決別し新しく生まれ変わる物語。 東京タワーを上り詰めた少女たちは、次はスカイツリーを目指すのである …
「ラブライブ!」─μ´sの輝きと儚さ─ 感想
今更ラブライブ!シリーズのアニメを全部見た。 もちろん今までラブライブ! を知らないなんてことはなかったけれど、なかなかまともにコンテンツに触れる機会がなかった。そして遂にシリーズ9周年の2020年の秋クールに放送されたアニガサキでようやくラブライブ!に初めてまともに触れてからは他のシリーズにも触れ…
「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」感想と考察
まず、中国風の世界観、特に自然の描き方に特有の雰囲気があり、新鮮でおもしろかった。 戦闘シーンもスピード感がすごくてどこかufotableっぽさを感じた。 途中で挟まるギャグシーンは同じ中国アニメの「兄に付ける薬はない! 」に似た雰囲気やノリがあったように思う。あまり中国発のアニメに造詣があるわけじ…
「ハーモニー」「虐殺器官」─伊藤計劃の物語─ 感想と考察
ハーモニー 生きることを絶対としたユートピア/ディストピアな世界観の中で善悪を生と死に表象した話だと思っていたら理性と野性の話だった。善か悪か、理性か感情かという二元的な突き詰め方で物語を終始描いていたように見えていたが、最後の場面では複合的な、あるいは感情に寄り添った結末のような印象があった。 生…
「ワンダーエッグ・プライオリティ 7~11話」 感想と考察と洞察のまとめと整理
なんか完結は6/29ということなので改めてまた1話から丁寧に咀嚼して言語化したい。とりあえず最終回目に見返した時の諸々は放出しておく。 ep.7 14歳の放課後 リカと「母親になれない一生女でいたい女」と彼女が形容する母親、千秋に焦点を当てた話。 自分のパパは誰なのかと問い詰めるリカに対して、千秋は…